西ノ京

奈良市の西部、かつての平城京の右京一帯が「朱雀大路の西」
であることから古来より「西ノ京」と呼ばれます。

白鳳伽藍で有名な薬師寺や鑑真和上ゆかりの唐招提寺など、
豊かな自然と美しい古都文化に触れることができます。

平城宮跡から唐招提寺への道は「歴史の道」という
古刹を訪ね歩く観光ルート道として整備されています。
毎年初夏には喜光寺も含めて蓮を愉しむ「ロータスロード」
という特別御朱印巡りが人気です。
また、古くより伝統工芸が息づく町でもあります。

歴史情緒溢れる古都奈良・西ノ京散策へ……
ぜひお越しください。

1.薬師寺 法相宗大本山 南都七大寺 国宝・世界遺産

法相宗の大本山であり、南都七大寺のひとつに数えられます。本尊は薬師如来。
天武天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を祈り、飛鳥の藤原京にて造営開始、平城遷都後の8世紀初めに現在地の西ノ京に移転しました。
境内には東棟・東院堂や薬師三尊像をはじめとする国宝や、弥勒菩薩坐像などの彫刻ほか、多く文化財を有します。
1998年(平成10年)に「古都奈良の文化財」の一部として、ユネスコより世界遺産に登録されています。
1960年代以降に白鳳伽藍復興事業が進み、1976年に金堂が再建、西塔、中門、回廊の一部、大講堂などが次々と再建されました。
2017年5月には修行・食事に使われる食堂(じきどう)がほぼ完成。東塔は2020年6月頃に解体修理が完了する予定です。
境内のお写経道場では8:30〜17:00まで1人からいつでも写経が可能となっています。(般若心経 2,000円/1巻〜)

概要

市橋より徒歩約3分 / 270m
奈良市西ノ京町457
0742-33-6001
8:30〜17:00(受付〜16:30)
普通車 500円 / バイク 100円
ホームページを参照
公式ホームページへ

主な行事

  • 修正会吉祥悔過法要:12月31日〜1月3日
  • 吉祥天にちなむお香とお茶の会:1月15日
  • 修二会花会式:3月25日〜31日
  • 最勝会:4月第3日曜日
  • 玄奘三蔵会:5月5日
  • 夏休み寺子屋:8月
  • 盂蘭盆会:8月13日〜15日
  • 天武忌・万燈会:10月8日
  • お身拭い:12月29日
  • 除夜の鐘・越年写経会:12月31日
ほか

国宝

  • 東塔
  • 東院堂
  • 薬師三尊像
  • 聖観世音菩薩像
  • 神功皇后像
  • 僧形八幡神像
  • 仲津姫命像
  • 佛足跡歌碑
  • 佛足石
  • 慈恩大師像
  • 吉祥天女像

2.唐招提寺 律宗総本山 国宝・世界遺産

鑑真が建立した寺院で、南都六宗の1つである律宗の総本山です。本尊は廬舎那仏。
聖武天皇の招きに応じ、苦難の末、日本にやってきた唐僧鑑真和上によって建立・晩年を過ごした寺院です。
平安時代初頭に伽藍全体が完成して「唐招提寺」となりました。
境内には金堂・講堂・校倉(2棟)・鼓楼をはじめとする国宝の伽藍が立ち並び、天平彫刻の傑作など多くの文化財を有します。
唐招提寺は1998年に古都奈良の文化財の一部として、ユネスコより世界遺産に登録されています。
2000年より奈良県教育委員会文化財保存事務所の主導により「金堂平成大修理事業」がはじまり、2009年に金堂が再建。
現在御影堂が修理中です。

概要

市橋より徒歩約12分 / 1.0km
奈良市五条町13-46
0742-33-7900
8:30〜17:00(受付〜16:30)
普通車 500円 / バイク 100円
ホームページを参照
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主な行事

  • 修正会:1月1日〜3日
  • うちわまき:5月19日
  • 開山忌舎利会:6月5日〜6日
  • 地蔵盆:8月23日〜24日
  • 観月讃仏会:9月中秋の名月の日
  • 釈迦念仏会:10月21日〜10月23日
  • お身拭い:12月15日
  • 大晦日:12月31日
ほか

国宝

  • 金堂
  • 講堂
  • 鼓桜
  • 経蔵
  • 宝蔵
  • 盧舎那仏坐像
  • 鑑真和上坐像
  • 薬師如来立像
  • 千手観音立像
  • 梵天
ほか

写真:薬師寺 玄奘三蔵院伽藍

3.薬師寺 玄奘三蔵院伽藍

玄奘三蔵は『西遊記』で有名な中国唐の歴史上の僧侶です。玄奘三蔵は法相宗の鼻祖に当たります。1942年に南京で発見されたご頂骨の一部を拝受し、1991年に玄奘三蔵院伽藍を建立しました。伽藍内では、期間限定で平山郁夫氏が30年かけて描いた「大唐西域壁画」が拝観できます。

市橋より徒歩約6分 / 550m
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写真:薬師寺 休ヶ岡八幡宮

4.薬師寺 休ヶ岡八幡宮

南大門を出た南に薬師寺を守護する休ケ岡八幡宮があります。
御祭神は僧形八幡神・神功皇后・仲津姫命(国宝八幡三神坐像)を祀っています。
中世に始まった宮座が受け継がれている貴重な歴史文化遺産とされています。

市橋より徒歩約4分 / 350m
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写真:唐招提寺 開山御廟

5.唐招提寺 開山御廟

境内の北東、美しい苔の生えた森林を抜けた静かな場所に位置する鑑真和上の墓所。同時期の高僧の中では唯一、1200年を越える永きに亘り、参拝する人が途絶えません。現在は御廟前に和上の故郷・揚州から贈られた瓊花が植えられ、初夏にその可憐な花を咲かせます。

市橋より徒歩約16分 / 1.3km
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写真:唐招提寺 西方院(奥の院)

6.唐招提寺 西方院(奥の院)

唐招提寺の塔頭の一つ。元々は同じ寺領にあったのが、敷地内に近鉄線が開通し、分断されました。旧護摩堂、五輪塔(証玄和尚の墓・文化財指定)、阿弥陀如来立像(重要文化財指定)のある収蔵庫があります。この阿弥陀如来像は何度か盗難にあっており、顔の部分の金箔が剥がれています。

市橋より徒歩約10分 / 850m

写真:養天満神社

7.養天満神社

神社の社叢(しゃそう・鎮守の森)は、奈良市指定文化財(天然記念物)に指定されています。鹿の食害も受けず、住宅地の中で原始林的な森林形態を保っているのは極めて珍しく貴重なものです。薬師寺八幡神社のように近鉄橿原線の「線路」で参道が分断される形になっています。

市橋より徒歩約6分 / 500m

写真:がんこ一徹長屋

8.がんこ一徹長屋

奈良は日本の工芸発祥の地とされ、古くから墨造りのほか、さまざまな工芸技術が発達してきました。そんな伝統を受け継いだ大和の匠が「ものづくりの真髄」を存分に魅せる、伝統工芸職人が集う長屋です。
【書画用品、奈良筆、一刀彫、大和うるし、筆軸工房、茶筌、奈良くみひも、赤膚焼】

市橋より徒歩約5分 / 450m
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写真:墨運堂 墨の資料館

9.墨運堂 墨の資料館

墨の歴史や造り方を展示し、実際の型入れ作業の現場を目の当たりに見られる資料館。墨運堂が収集した歴史的な資料や作品を一堂に展示し、筆記具文化を芸術と技の両面から紹介しています。毎年10月〜4月は「にぎり墨」体験も可能で、奈良に伝わる伝統の技を体験することができます。

市橋より徒歩約5分 / 450m
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写真:大池(勝間田池)

10.大池(勝間田池)

万葉集にて「勝間田の池は我れ知る蓮なし、しか言ふ君が鬚なきごとし」と詠まれている池。池の対岸には三笠山を背に薬師寺両塔など歴史的建造物が立ち並ぶ絶景スポットです。奈良医療センターなどがあるので、駐車・カメラなどのマナーは気をつけてください。

市橋より徒歩約10分 / 850m

写真:三松寺

11.三松寺

奈良市周辺では珍しい禅宗(曹洞宗)のお寺で、大和盆地唯一の「行学一致」の学問場です。永平寺より参禅道場として認可され、事前に予約すれば坐禅が経験できます。茶室「送月舎」や、地元では「縁切り地蔵」とも呼ばれる「お艶地蔵」などでも知られています。

市橋より徒歩約15分 / 1.2km
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薬師寺からほど近い隠れ家居酒屋で安らぎのひとときを

古都奈良・西ノ京へお越しいただいた方々に、
ゆっくりお寛ぎいただきたい……

市橋では、居心地のよい空間と接客、
肩肘張らないお食事をご用意しております。

お昼は完全予約制でランチ会食を、
夜はご宴会で鍋やおばんざいを。

薬師寺から近鉄を挟んだ静かな立地で、
落ち着いてお食事をお愉しみいただけます。

清酒発祥の地・奈良の地酒や果実酒なども
ご用意しております。

酒楽 市橋のランチ会食

写真:ランチ会食

お一人様2,000円より 2時間

季節のお造りと地元産野菜を使った天ぷらやおそうざい数点がついた、お昼の会食。
魚・野菜・肉など色々な味を少しづつお愉しみいただけます。
お一人様2,000円より、ご予算やご要望に応じてお作りいたします。
飲み放題もセット可能です。(お食事+飲み放題 5,000円より)
※前日まで要予約

寛ぎの空間

市橋では、ゆったりとスペースを取った掘り炬燵式のお座敷席とカウンター席をご用意。
旅や仕事の合間にも、幼いお子様連れでも、気兼ねなくお寛ぎいただけます。
店内の間仕切りやテーブルレイアウトは自在で、3名様〜40名様まで対応可能。
西ノ京観光の会食・ご宴会はもちろん、ご接待や慶事・法事、各種会合にもどうぞご利用ください。

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